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水飴つくりにこだわるのは何故?2

前項にひきつづき、水飴つくりにこだわるいいわけをかきます。

安くておいしいから・・・


・・・で説明終わり、でもいいんですけどね。

へりくつを捏ねます。

前項でも書きましたが、今ぼくたちをとりまく経済問題は一度「ご破算でねがいましては」という風にリセットしなければならないところまできていると思います。これはトンデモ話ではなく、過去の歴史年表をみればわかるとおり、有史以来数え切れないほどの国家がおこり、そして潰れています。その多くはその国の経済の変化に対しその国の政治体制が対応しきれなくなって滅んだのだと思います。そしてそのたびに通貨体制が変わっている。

表面上同じ単位の通貨を使っていたとしても、太平洋戦争後の日本みたいに新円切り替えで事実上別の通貨に切り替わるというのはザラにあることです。
史実として 「ご破算でねがいましては」 は何度も何度も人の歴史の中で繰り返され、そのたびに多くの人が苦しみ涙を流してきた、このことを忘れないでください。

今もアメリカドルの国際機軸通貨としての価値が風前の灯火になっていて、北米統一新通貨「アメロ」の発行や
新しいドルの発行が(だいぶ前から)ささやかれています。
Amerocoin_2
・・・・・・・・・・・・・・・・・・

アメロ発行のうわさについては、その信憑性についていろいろな議論もありますが、ドルの価値の大幅な下落によって、大量のドルをアメリカ国債や外貨準備預金の形で持っている日本がこのままでは大損し、大きな経済混乱に巻き込まれる、というのはもう100%覚悟しておかなければならないところまできている。

そして、日本はこの数十年、一貫して外国に工業製品を売り、その儲けで安い輸入食料を買って、国民の胃袋を満たしてきました。この2-3年の世界規模の経済の大きな変化が示すことは、もう外国に工業製品を売って儲ける時代は終わったということなのです。そうなると、これからはいつまでも安く食べ物が入手できるとタカをくくっていてはいけない。

みんな食べるために必然的に農業にとりくむ時代になる。

それをいやいやながらやるか?
それとも創意工夫を持って楽しみながらやるか?

同じことをやるにしても、気の持ちようで天国と地獄の差がでてきます。
できるなら、創意工夫を持って楽しみながらやりたいですよね。

藤原直哉さんは、1月くらい前のネットラジオでデフレとハイパーインフレについて、次のように例えています。
(筆者による要約です。詳しくは藤原さん本人の放送を聞いてください)
<要約はじめ>
今の日本のデフレ(いわゆる価格破壊で物価がさがる現象)は登山で冷たい雨に会って遭難したときに急激に体温が下がっていくような現象で、これが限界までいくと(八甲田山の雪中行軍の遭難事故みたいに)、突然雪原で服を脱ぎ捨てて裸で踊りだすような事がおきてくる・・・これがハイパーインフレ。
<要約おわり>

その限界点までもう目前まで来ていると思います。
なにが発火点になるのか?
僕はなんだか毎日背筋がザワザワするようにも感じています。みなさんはいかがですか?
(反面、ワクワクもしています。)

今やれることは、少しでも社会に余裕のあるうちに、いろいろな準備を整え、新しい時代を生き抜けるようなライフスタイルにむけて具体的に取り組んでいくこと。新しい時代はきっと、人と自然がもっと密着したものになるはず。
動物・植物・目に見えないモヤシモンたちや、土・鉱物にいたるまでお互いを生かしあう時代になるはず・・・


話を水飴にもどしましょうか。

今、社会がすこしでも余裕のあるうちに、大麦の粒から水飴を作る技術を習得した人がいれば、もし経済危機で流通が止まっても、その人の家族や知人あるいはその近所の人は、一日の労働のあとで一杯の黄金の水飴を楽しむことができます。

これは大麦から水飴を作ることだけではなく、ありとあらゆる食品の生産・加工技術についていえます。
酢はミソはしょうゆは油は塩は砂糖はどうやって作るの?
米も麦も豆もそれを穂や鞘からはずして人の口に入るまでどれほどの工程を経ているか・・・
お米ひとつとっても、籾から米にするにはかなりの手間ひまがかかります。

そしてその技術を習得した人はそれを、友人・知人に伝え合う。情報発信の重要性。僕がブログを始めた理由もここにあります。大企業と流通に任せていたものをもう一度できるだけ台所にとりもどさなければなりません。

経済混乱がきて流通が極端に止まったり、あるいは石油ガソリンが自由に使えなくなって移動手段がなくなるような事態がおきても、歩いたり自転車に乗ったり、あるいはリヤカーをひっぱっていける徒歩の圏内で、生活が成り立つように、今から一つ一つ着実に準備を進めていかなければなりません。

こういう生活を、戦略的低エネルギー生活といいます。

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コメント

YUPON さま

はじめまして。

色々な方のブログを拝見しておりますが、以前に二回だけコメントを書かせて頂きました。(藤原さんとクレアさんです。)
二回とも自分がコメントを書かせて頂いたすぐ後にYUPONさんもコメントされていたのでYUPONさんのお名前は存じておりました。
こちらのブログも最初から拝見していますが、なにか意識がどこかでつながっているような不思議な気持ちでおります。

今回のへりくつにも拍手です。

投稿: shin | 2009年10月24日 (土) 11時06分

shinさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
僕は最初は人のブログを読むだけだったのですが、藤原さんやクレアさん(noffyさん)などのコメント欄に書き込みしているうちに、自分でも発信したくなってきて、このようなブログをはじめました。
 始めてみて思うのは、借家から持ち家に替わったような気分ですね。どこの壁に釘を打ってもいいし・・・。
 藤原さんやnoffyさんのサイトを見て思うのは、お二人とも実に丁寧にコメントの返事を書いておられる。あれは素晴らしいですね。読者の質も高い!
あれを目ざしたいです。

拙いブログですが今後ともご贔屓を。

投稿: yupon | 2009年10月25日 (日) 06時05分

YUPONさん、おはようございます。

自分は、東京の下町の生活なので、コンクリートとアスファルトに囲まれた中での色々な準備をしていますが、根本的な対策となると色々と制約があり、難しいですね。
もうちょっと世の中の意識が変われば大胆に行動できると思うのですが、それがはがゆいです。

YUPONさんのアクティブな行動を拝見させて頂いて、あー、自分でもそうするだろうなと勝手に納得して、一種のストレス発散(?)しています。

これからもご自身の考えられている事をどんどん発信して下さい。よろしくお願いします。

投稿: shin | 2009年10月25日 (日) 09時56分

shin さん、こんにちは。

本当に社会の劇的な変化が始まりそうで、始まらない。この妙な静けさ・みかけの平安な日々はいったいなんだろう、と思いますね。
 別に騒動が起こってほしい訳じゃないのですが、
妙に落ち着かない日々です。
 こういうときは慌てず坦々と身の回りの整備・準備を進めるのみ。

 それと同時にロハスなことを実践している場に積極的に出かけてみるべきでしょうね。
例えば藤原先生のところはそういった意味で一度実際に訪れてみてはいかがでしょうか?ロハスな社会の体験の場を提供されていて、誰でも参加できるようです。
 小田原ですから東京から出かけやすいでしょうし。

僕もこの安曇野界隈でそういう体験の場を提供できればなあと思いますが、いかんせん一家族だけではやれることに限度があります。そういった意味で僕も次の時代を一緒に生きる仲間を求めています。

投稿: yupon | 2009年10月25日 (日) 18時28分

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