断熱工事
12月22日 冬至。離れの断熱工事について。
昨日は朝の外気温が大変下がった日で、長野県菅平では-21℃を記録したそうです。
郵便配達が終わって、午後3時ころに帰宅できたので離れの工事を3時間ほどやりました。
離れ2階部分の断熱工事です。
我が家の断熱材は「セルローズファイバー」という素材を使っています。
「セルローズファイバー」とは、早い話が古新聞を粉砕して綿状にしたものです。↓

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セルローズファイバーの加工工場は全国に4社くらいあるそうで、そのうちの一つが長野県飯田市にある
エコトピア飯田(株) です。
古新聞のリサイクルで上質の断熱材ができるというのは、昔フリーター時代に「ちり紙交換」で散々稼がせてもらった(命をつないできた)僕としては、大変にこだわりのある素材です。
断熱・蓄熱・吸湿・防音どれをとっても実に高性能。グラスウール断熱の比ではありません。
セルローズファイバーについての詳しい説明はここの会社のサイトをごらんください。
我が家の現住地でも昨日の朝は最低気温が-10℃を下回ったようですが、朝起きたときのの室内気温は+16度でした。(無加温です)
これはこのセルローズファイバーの保温効果のおかげといえます。
我が家はツーバイシックス材(38mm×140mm幅の断面)を基本に構成する「枠組み壁工法」の建造物ですが、この外壁部分には140mmの厚みでセルローズファイバーを封入してあります。
セルローズファイバーは非常に高性能の断熱材ですが、施工がちょっとやっかい。母屋の工事の時(5年前)は
当時高校生だったapponがすごく働いてくれました。今回の離れの工事では僕が一人で施工しています。
工程を写真で説明します。
セルローズファイバーをいれる壁の部分に専用のシートを張っていきます。

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シートの貼り付けには「タッカー」=ホッチキスの大きいものを使って、留めていきます。

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かなり細かくタッカーを打ちます。写真でわかるでしょうか? ↓クリックで拡大します。

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貼りおわるとこんな感じです

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セルローズファイバーはこんな風に梱包されています。

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かなり圧縮されていますので、これをもう一度砕いて揉み解しながら壁に詰めていきます。
この工程にはプロは専用の機械を使うそうですが、セルフビルダーが自分で施工する場合は、ホームセンターで売っている「ブロワー」を使ってやります。
下の写真がうちで使っているリョービのブロワーです。元々は庭の枯葉や小枝を掃除するための道具です。
灰色のノズルの先から吸い込んでエンジ色の管の部分から吐き出します。
エンジ色の管は布製でripponがミシンで縫ったもの。今回の施工用に自作した部品です。
<写真挿入>
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このように使います。↓ 舞い上がったダストがカメラのフラッシュで光っています。

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セルローズファイバーをノズルの先から吸って

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壁にはったシートに丸く穴をあけてそこに封入します。

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この作業がたぶん、これから冬の間(郵便配達の合間をぬって)延々と続きます。
2階だけでなく1階の外壁もすべてこの断熱材を入れます。
真夏は暑いのでこの作業はやりたくなかったので、今の季節にやるのがベストですね。
ちょっとしんどい仕事ですが、これで(灯油を焚かずに)快適な生活ができると思えば手抜きはできません。
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コメント
こんにちは
本格的な作りですね。ファイバーを詰める前にCD管を天井裏まで上げておかないと追加配線が出来なくなるのでは?
今後の電化製品は通信ケーブルも絡んでくると思いますから壁は落とし込み工事が出来ないと大変。
写真の様子からすると後の祭りなのかな(笑
投稿: kazu | 2009年12月23日 (水) 17時08分
kazuさん、コメントありがとうございます。
ご心配なく。配電用のPF管(強電用と弱電用)とボックスは必要なところには埋め込んでからファイバーを吹き込んでいます。母屋もこの離れも電気工事士の友人が配線の設計図を描いてくれまして、その図面に従ってPF管をいれました。
たまたま、今日の記事に紹介した部分は配線不要なので配電のことは書きませんでした。
投稿: yupon | 2009年12月23日 (水) 17時19分
青森県内にも、そんな工場が有れば良いなと思う。
寒い地方で、普通は使うから地産地消じゃないけど、
輸送費は節減出来る。日本は地震国なので、企業も、
工場分散化の面で、リスクを回避してほしいと思ってる。
ホウ酸を使ってるなら、今回の地震原発事故で、値段が上がる
かも知れないな。
投稿: たけちゃん | 2011年3月22日 (火) 04時28分
コメントありがとうございます。
被災地の1日も早い復興を祈っております。
今回の復興は「焼け跡にバラックを建てる」式の復興ではなく、被災地全体を大きな目で見て、「危険な場所に人は住まない」ということを基礎にした計画的復興が必要ですね。
津波の危険のある地域は個人の住宅ではなく港湾施設と公共施設のみ、個人の住宅は高台を造成して・・・という考えで、根本的な国策レベルのリーダーシップがないと、「焼け跡にバラックを建てる」式だとまた数十年数百年先の子孫が同じ目にあってしまいます。
大変難しいところですが、知恵と力の出しどころです。
住宅を建てる場合でも、このセルロースファイバーのような環境に配慮した新技術をフルに使えば、石油多消費の社会からの脱却に役立ちます。時間はかかるでしょうが、このおおきな災害をうけた被災地が、日本中・世界中から「あの地震から復興した地帯は世界一すばらしく住みやすいところだ」といわれる場所になるように復興してほしい。
怒りと悲しみを反転させて、「創造力」に変えていきましょう。
投稿: yupon | 2011年3月22日 (火) 05時46分