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遠山郷 熊野神社 霜月祭り 2

遠山郷 熊野神社 霜月祭り の続報です。準備の様子を中心に書きます。

今回の祭りは藤原直哉さんからの、遠山郷木沢にある熊野神社の霜月祭りに特別氏子として参加しませんか、という呼びかけから始まりました。特別氏子の募集は今年が3回目。春に初めて遠山に行って藤原さんにもそのときに初めてお会いし、この1年で6回も遠山に通うことになりました。遠山郷はなんとも不思議な魅力のある地域であり、藤原さんとの出会いもこれからの混乱の時代を超えていくために大変重要な交流であると感謝しています。
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さて、熊野神社ですが、名前のとおり紀伊半島の南部にある熊野大社(本宮)から勧請された神社で、祭神は熊野荒神さまだそうです。(スサノウさま?)

この神社は木沢地区内の 川合・小道木 という2つの小集落の神社だそうで、現在両集落合わせて二十数戸でこの祭りを継続しているとのこと。限界集落の常で、とにかく祭りを支える若い者が少ない。木沢地区だけでも霜月祭りを行う神社が今年は5社あり、お互い祭りの人員を融通しあって支えているという現状です。
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特別氏子は、藤原先生をはじめ今年は7人の参加で、祭りの準備から本番・後片付けまでお手伝いしながら楽しませていただきました。川合・小道木両地区の氏子の皆様、大変ありがとうございました。おかげさまで大変有意義な時間を経験させていただきました。

川合地区 ↓ 熊野神社から吊橋をわたった遠山川の対岸にある。
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前日夕方集まった特別氏子は、皆で和田地区に一杯飲みにいき、僕は旧木沢小学校に宿泊したあと6日早朝の祭り準備から皆で参加しました。

熊野神社拝殿入り口↓
実はこの場所(火と縄を綯っているおじいさんの中間部分)に表日本と裏日本の地質学的境界線「中央構造線」の大断層が通ってています。「気」を感じることのできるヒトにはすごく感じるのだそうですが、僕には残念ながらその能力は無いようです。
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幟を立てます。
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注連縄を新たに綯います。
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竃(かまど)の準備
去年の古い粘土を取り去ってから新たに粘土を練って湯釜を据えます。写真は八丁字という紙の飾り(結界を示す)をつける粘土の形を整える松下木沢活性化委員長さん
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祭りに使う紐は山から採取してきた木の皮を使います。
この木はカヅの木(ヌルデ=白膠木)の樹皮で直径3cmほどの枝から皮を剥いて紐を作ります。
カヅの木を火であぶっているところ。よく焙ると皮がつるっとむけます
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写真↓ 右側にある紐がカヅの紐です。
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この紐を幟を立てるときに竹を縛ったり↓、注連縄を鳥居に結びつけるのに使ったり
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チマキを巻くときも使います
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神に供える米(生米)を臼で搗きます。
口にくわえている紙は神様にお供えする米にヒトの息がかからないようにするためです。
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米粉に水を加えお供えの餅を作ります。祭りに登場する神の面(おもて)の数にあわせて37個の重ね餅を作る。
右側・藤原先生。
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祭りですから休憩時には当然一杯やります。朝からかなりハイペースです。
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竃を飾る紙幣も新たにします。(前年の古い紙幣を取り除き新しい紙幣をつける)
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祭りで歌う湯たて神楽の歌詞も皆で見れるように、拝殿の梁に張ります。写真クリックで大きく拡大します。
この「ヤンヤーハーハ」という囃子コトバがいろんな歌で多用されています。どういう意味なのかな?古代ヘブライ語??
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竃の飾りつけ
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NHKの取材もきました。
NHK長野ローカルの番組「しるしん」の田中千絵アナウンサーと
禰宜の鎌倉さん。11日金曜日PM8時から放送予定。
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ご婦人がたは祭りの食事の準備。
祭りが始まる直前の昼食は伝統のサンマ飯です。
大釜で炊き上げられたサンマとご飯
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サンマの身をほぐして骨をとりのぞいて、ご飯と混ぜる
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竃には鎌倉禰宜さんにより火が入れられ
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神様を迎える火も整いました。
竃を見てください↓。
下から
薪・炎・竃・釜・湯 つまり
木・火・土・金・水 
五行がそろっています。

五行相生

順送りに相手を生み出して行く、陽の関係。
木生火
木は燃えて火を生む。
火生土
物が燃えればあとには灰が残り、灰は土に還る。
土生金
鉱物・金属の多くは土の中にあり、土を掘ることによってその金属を得ることができる。
金生水
金属の表面には凝結により水が生じる。
水生木
木は水によって養われ、水がなければ木は枯れてしまう。

全国から勧請された神々はこの五行の湯気の部分にお越しになるそうです。
五行の上にある紙=神の象徴ですね。

最初のほうにも書きましたが、この湯たて神楽に使う竃は中央構造線の真上に位置します。
ここらに大きな謎を秘めていそうですね。
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さて人間も腹ごしらえです
サンマご飯、具たくさんのミソ汁、漬物、酒
シンプル&超美味! です
祭りの準備は整いました。
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コメント

霜月祭り楽しそうですね!
竈の神様を祭るお祭りなのでしょうか?民俗学的にも大変興味深いです。

今週末の「正八幡宮」のお祭りもこんな感じなのでしょうか?とても楽しみです!!

投稿: ono | 2009年12月 9日 (水) 12時04分

onoさん、コメントありがとうございます。

霜月祭りは単なる竃の神のお祭りではありません。
もうちょっと大仕掛けな神祭りです。
詳しくは明日以後の記事に書きます。

木沢正八幡宮の霜月祭りは木沢地区最大規模です。
今週末、ぜひ楽しんできてください。

投稿: yupon | 2009年12月 9日 (水) 12時50分

yupon様

霜月祭り活躍されていましたね。
とっても楽しんでおられたご様子が伝わってきます。
詳しい説明でお祭りの全容が分かり、その場に居たかのような気持ちにさせられました。

忙しい中、いろんなご活躍にびっくりしています。
玄関デッキの完成で冬もヘッチャラですね。
私から見ればほんとに理想的だと思うyuponさんの生き方、そしてこの冬の越し方等から、いろんな事を学ぶ事ができて嬉しいです。
ありがとうございます。


投稿: ponpoko | 2009年12月 9日 (水) 13時16分

ponpokoさん、こんにちは。
木沢の霜月祭りには行かれないんですか?
今週も藤原先生は木沢にいらっしゃるようですよ。

僕は来年春まで遠山はお休みかなあ。
和田の諏訪社の御柱祭にはいくかもしれません。

投稿: yupon | 2009年12月10日 (木) 18時01分

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